中川家が優勝した理由 M-1 2001年(第1回)の考察その2

にんさん
Amazonプライムで今までのM-1グランプリが全て観られるようになったので17年前のM-1第1回大会を見返してみました。
もひかん
今回は点数のお話ですね?

トップバッター中川家が優勝した理由

お笑いの賞レースではトップバッターが優勝することはありえないことなのです。なぜかというと、1番手は基準にされてしまうからです。1番手がどんなにおもしろくて100点満点のネタをしたとしても、そこで100点満点をつけてしまうと、そのあともしもっと面白いコンビが出てきたときに点数を付けられなくなってしまいます。なのでだいたい85点あたりを付けられてしまうんです。そしてその後のコンビが1番手よりおもしろければ87点にしてみたり、面白くなければ83点にしてみたり、という付け方をするんです。

ここで問題なのは、1番手と同じ面白さだった場合ですが、この場合は後にネタ披露したほうが得です。なぜなら「記憶は薄れる」からです。昨日の晩御飯って思い出せないですよね。おとといの晩御飯なんかもっと思い出せないですよね。人の記憶ってすぐに薄れるんです。だから新規に笑いを取ったほうが、こいつら面白い!と印象に残りやすいんです。そのうちトップバッターはだんだん面白い印象が薄れていき、次第に順位が下がっていく運命なのです。

もひかん
う~~

M-1だとだいたい8組とかが多いですが、出番として1番から8番のどこがいいかというと、単純に考えると4番5番あたりが最高ですね。お客さんも温まっていてほぐれてきているし、笑い疲れていない。そしてネタがかぶる危険性も低め。後半になるとお客さんも笑い飽きてしまってなかなか爆笑をとるのが難しくなってきます。

にんさん
M-1ファイナリストでいうと、笑い飯とか、その時代の変化球的なコンビだと後半のほうが良かったりもしますが。
もひかん
ほほ~。

今回はトップバッターの中川家が優勝していましたよね。リアルタイムで観ていたときは「トップバッターで優勝するなんてやっぱ中川家すごいな~革命~」という印象でしたが、今見返してみると、フットボールアワーへの松本と紳助の点数の低さに周りの審査員が合わせていった結果だったのでは?と勘ぐってしまいました。説明したくて点数表作ってみました。

島田 松本 鴻上 石井 小朝 青島 西川
中川家 80 70 85 90 90 90 91
フットボールアワー 66 55 82 82 80 80 90
チュートリアル 60 50 75 68 75 75 80
アメリカザリガニ 74 65 84 92 80 85 88
おぎやはぎ 50 60 73 82 75 80 77
キングコング 74 55 83 76 70 75 95
麒麟 75 75 83 90 65 75 79
ますだおかだ 78 70 84 88 80 80 95
DonDokoDon 64 65 84 82 65 85 75
ハリガネロック 75 60 85 92 70 90 95

1番手の中川家の時点で基準点が島田、松本だけ低いです。2番手のフットボールアワーが中川家より面白くなかったというのは全員一致だったようですが、そこまで下げるか?!というぐらいの落差があります。その後、引っ張られるように基準値が下がっていっています。だから、なんというか、2番手以降のコンビが中川家を超えられなかったわけではないような気がします。

確かに中川家は面白かったし、優勝したことに対して文句はありません。でもフットボールアワーもチュートリアルも面白かったんです!第1回で粗削りな部分も多かったし、審査員も初めての人が多かったし、点数の付け方も安定していないんですよ。このころのファイナリストのみなさんに、傷付かないで!と言いたい。決勝に上がれただけでもすごいんだから。

にんさん
傷付かないで!決勝に上がれただけでもすごいんだから!
もひかん
そうだそうだー!

続いては

一般人審査は大反対だけど。 M-1 2001年(第1回)の考察その3

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